Instagram インフルエンサー

昨今のWebマーケティングにおいて、SNSマーケティングは成果につながる大きな選択肢の一つになっています。
特に生活に密着しているため、手軽で簡単に出来ると考えて始める企業も少なくありません。
しかし、「アカウントは作っても、その先どうして良いかわからない」「具体的に何をすれば良いの?」という問題に直面する人が少なくありません。

そこで今回はインスタグラムマーケティングの具体的なやり方について解説しつつ、おすすめのサービスを紹介します。

Instagram(インスタ)を使ってマーケティングを行うには?

インスタグラムを活用したマーケティングには以下の2つの手法があります。

  • インスタグラムマーケティング
  • インフルエンサーマーケティング

インスタグラムマーケティング

「インスタグラムマーケティング」という言葉自体は厳密には定義されていません。
そのため2つの意味があり、①インスタグラムを使ったマーケティングを総括して呼ぶ場合と、②自社アカウントを活用して企業のブランディングや商品の認知拡大など、プロモーションを行うことを「インスタグラムマーケティング」と呼ぶ場合があります。
後者の「インスタグラムマーケティング」と対になるのが、「インフルエンサーマーケティング」です。

後者の自社のアカウントを使った「インスタグラムマーケティング」は自社のファン(フォロワー)を増やしていくことで売上貢献などに繋げるマーケティングですが、結果が出るまでにはある程度時間と手間がかかります。

インフルエンサーマーケティング

「インフルエンサーマーケティング」とはインスタグラム内でフォロワーが多く、発信に影響力を持つインフルエンサーの力を借りて、プロモーションを行うことを呼びます。
先述した「インスタグラムマーケティング」に対して「インフルエンサーマーケティング」はすでに広告力・影響力を持つインフルエンサー(インスタグラマー)の力を借りるため、効果が出るのに即効性があります。

インフルエンサーとは?

“インフルエンサー (英: influencer)は、世間に与える影響力が大きい行動を行う人物のこと。その様な人物の発信する情報を企業が活用して宣伝することをインフルエンサー・マーケティングと呼んでいる。”
引用:インフルエンサー wikipedia

インフルエンサーはwikipediaではこの様に定義されています。
そのためインスタグラムで言えばフォロワーが多く、影響力を持っているユーザーが該当します。フォロワー数の厳密な定義はありませんが、1万人を超えるとインフルエンサーと考えられることが多い様です。

以上のインフルエンサーの影響力、拡散力を企業が借りて自社のブランディングやサービスの認知拡大、結果としての売上向上を図るのがインフルエンサーマーケティングです。

Instagram(インスタ)で集客やマーケティングを行うメリット

いくつもあるSNSの中で特にインスタグラムでマーケティングを行う理由は以下3つのメリットがあるからです。

ユーザー数が増加している

まずインスタグラムは2020年現在も大幅にユーザー数が増えています。
特に世界でみたときのユーザー数と国内ユーザー数に違いがある点に注目してみましょう。

世界で最もユーザー数が多いSNSはFacebookです。
そのユーザー数は2019年3月で23億人を超えており、インスタグラムの10億人に比べて2倍以上の差があります。

しかし国内では順位が逆転しています。
国内のFacebookユーザー数は2,600万人に対し、インスタグラムは3,300万人です。
さらにFacebookのユーザー数は減っており、インスタグラムのユーザー数は増加しています。
参考:Social Media Lab

国内では最も利用者数が増えており、生活に浸透していることから、インスタグラムでマーケティングを行うことは大きなメリットがあります。

写真1枚から情報発信できる

またメリットの一つでもあり、インスタグラムの最大の特徴は、写真1枚から情報発信が出来るという手軽さです。
最低1枚の写真・画像があれば情報発信出来るため手軽で、文章ではなく写真・画像をメインで発信するため、商品やサービスを視覚に訴えることが出来ます。

最近では流行語大賞に「インスタ映え」が選ばれるなど視覚的に魅力的なものが評価される時代なので、インスタグラムで魅力的に映る投稿は、ターゲットとする新規顧客にも魅力的だと感じてもらえる可能性が高く、購買行動に繋がる可能性も高くなります。

インフルエンサーを起用できる

インスタグラムやYouTubeなどSNSがここまで生活に浸透する以前は、大きな広告力・影響力を持つのは芸能人・著名人に限られていました。
しかし現在ではインスタグラマーやYouTuberと言う名称がついている様に、そのサービス内で大きな広告力・影響力を持つ人が幅広く増えてきました。
インスタグラム内にも様々な分野・業界のインフルエンサーがいるため、自社の商品やサービスに適したインフルエンサーを起用する事が出来れば、より効果的な広告宣伝・マーケティングになります。
また、自社が一方的に売り込み文句を並べるのではなく、インフルエンサー目線で商品・サービスを紹介してもらう事で、消費者に本当の魅力が伝わり、売上アップに繋がりやすくなります。
以上からインフルエンサーを起用出来ることが、Instagram(インスタ)で集客やマーケティングを行うメリットの一つになっています。

これら3つのメリットから、現在インスタグラムを活用したマーケティングが注目されています。
ここからはインスタグラムマーケティングの中でも最も即効性のあるインフルエンサーマーケティングに起用するインフルエンサーの選び方を見ていきましょう。

インフルエンサーを比較する際のポイント

フォロワー数とフォロワーの属性

まず、フォロワー数は影響力です。フォロワー数が多いことに越したことはありません。
しかし数字が大きい=有効と言うわけではありません。
なぜかと言うと理由は大きく以下の2つです。

  • フォロワーを購入している場合があるから
  • フォロワーの属性がターゲットに当てはまらないから

まずフォロワー数が多い人の中にはフォロワー稼ぎのためにフォロワー数を購入している場合があります。
その場合、インスタグラムのインサイトでフォロワーの属性を確認する必要があります。
全く関係のない外国人のアカウントから大量にフォローされていたり、投稿のエンゲージメントが少ない人はフォロワーを購入している可能性が高いので、注意しましょう。

またフォロワーが純粋なインフルエンサーのファンだとしても、フォロワーの属性が商品・サービスが想定するターゲットと一致しない場合は有効ではありません。
例えば美容系の商品をPRするのであれば、フォロワーが3万人で50%以上(女性フォロワー15,000人)が男性フォロワーのインフルエンサーよりも、フォロワー2万人(18,000人)で女性フォロワーが90%のインフルエンサーを起用する方が効果的です。

得意とするテーマやカテゴリー

上述した通り、インスタグラマーには得意な分野・業界があります。
商品・サービスがアカウントのイメージに合うものでなければ、フォロワーの属性がターゲットに合わず、インスタグラマーの投稿も魅力的なものにならず、結果的に効果的なPRにはならない可能性があります。

そのため得意なテーマやカテゴリーと、PRして欲しい商品・サービスが一致するインスタグラマーを選ぶ必要があります。

自社との親和性がある

さらにインフルエンサーと自社の商品・サービスとの親和性があるかどうかが重要です。
特にインフルエンサーマーケティングの場合、商品やサービスをインフルエンサー本人に提供し、そのまま本人に魅力的に投稿してもらう手法が多くとられています。
そのためインフルエンサーが商品やサービスのコンセプトに共感しているかどうかが、直接投稿の質に関わってくるため、宣伝効果に直結します。

たとえターゲットやカテゴリーが一致していても、アカウントのコンセプトやインフルエンサー本人の考えに背く場合は効果があまり期待できない可能性もあるので、インフルエンサーの選定には慎重にならなければいけません。

以上を踏まえて希望するインフルエンサーがどの様な人か決まったら、具体的に起用する方法を見ていきましょう。

インフルエンサーを起用する方法

直接依頼する

まず上記を基に希望に合致するインフルエンサーを自社で探し、直接依頼する方法があります。
この手法は事務所などを通さないため費用を相場より抑えられたり、インフルエンサーとの直接交渉なので、複雑な依頼も可能です。
しかし一方で、数多くのインスタグラムユーザーの中から希望するインフルエンサーを独自に調査して見つけ交渉するのは簡単ではありません。
インフルエンサーのユーザー検索機能はフォロワー数などで絞るなどの機能はなく、効率よく調査する方法もほとんどありません。
さらにインフルエンサーの多くは毎日の様にDMがくるため、希望のインフルエンサーが見つかっても交渉がうまくいかない可能性も十分あります。

インフルエンサーに直接依頼するのは、自由度が高い分、労力がかかる手法であると認識しておきましょう。

インスタグラマーの所属事務所に依頼する

一方で昨今のインスタグラマーは多くが事務所に所属しています。
そのため、事務所に依頼すれば所属しているインスタグラマーの中から希望に近い人をすぐに選定してくれるため、すぐにマーケティング活動を開始出来ます。
しかし事務所が仲介するため、事務所のルールなど依頼の自由度は少なく、費用も直接依頼よりかかると考えた方がいいでしょう。

マッチングツールを利用する

また最近ではインフルエンサーとのマッチングツールがあります。
事務所に依頼するのではなく、マッチングサービスに登録しているインスタグラマーの中で希望の条件に該当する人を手軽に検索できるツールで、UUUMなどのインフルエンサー事務所が提供している場合もあります。

一見、直接依頼と事務所依頼のいいとこ取りに見えますが、一点注意が必要です。
特に手間も費用も抑えたい場合にはおすすめですが、事務所に依頼する場合は効果的なマーケティングを認識しているプロが業務に携わりますが、マッチングツールはあくまで自社でマーケティング方法を考えて行わなければなりません。
しっかりと効果を出すためにはそれなりの工夫やコツが必要なので注意しましょう。

インフルエンサーマーケティングで活用したいおすすめのサービスを比較

最後にインフルエンサー(インスタグラマー)が所属する事務所やインフルエンサーマーケティングのサービスを行なっている企業の中でおすすめのものを紹介します。
「総合ディレクション型」「プラットフォーム型」「マイクロインフルエンサー型」の3つのジャンルがあり、それぞれのタイプに分けて解説します。

3MINUTES / 株式会社3ミニッツ

3MINUTES / 株式会社3ミニッツ

特徴

ファッションに特化した総合ディレクション型のインフルエンサーマーケティングサービスを行っている企業です。
そのためインスタグラムと親和性が高く、3MINUTESは自社で動画マガジンを運営していることもあり、その広告効果は計り知れません。
ファッション関係の商品・サービスのマーケティングを検討している場合は最適なサービスです。

料金

案件によるため、問い合わせてみましょう。

Webサイト

https://www.3minute-inc.com/

UUUM / UUUM株式会社

UUUM / UUUM株式会社

特徴

総合ディレクション型のサービスで、インスタグラムはもちろん、YouTube、Twitter、Facebook、TikTokなど様々なSNSでインフルエンサーを抱えている大手インフルエンサー事務所です。
特にYouTuberと呼ばれる知名度も影響力もある人材を多く抱えており、インスタグラムだけでなくよりSNS業界全体を総合的にみて適切なマーケティングプランを提案してくれます。

料金

料金情報は開示されていないので、公式サイトで問い合わせてください。

Webサイト

https://www.uuum.co.jp/

CLOUD CASTING / BIJIN&Co.株式会社

CLOUD CASTING / BIJIN&Co.株式会社

特徴

プラットフォーム型のインフルエンサーマーケティングサービスを提供しています。
特にCLOUD CASTINGでは、ECサイトのモデルから動画の声優など、幅広いジャンルのインフルエンサーとマッチングできるところが強みです。
特にコストが安いため、起用費用が割高になる人に絞って依頼するのではなく、複数人に依頼する方針なのであれば、コストを抑えることが出来、最適です。

料金

料金は写真の様に報酬とキャスト数によってシュミレーションできるので、公式サイトで予算に合わせて試してみましょう。
CLOUD CASTING / BIJIN&Co.株式会社 料金シュミレーション

Webサイト

https://cloudcasting.jp/

asagake / ソーシャルワイヤー株式会社

asagake / ソーシャルワイヤー株式会社

特徴

マイクロインフルエンサーに特化したマッチングプラットフォームを提供するタイプのインフルエンサーマーケティングサービスです。
PRしたい商品・サービスがサイトに掲示されており、その商品の中から体験してみたいと思うものを、まだフォロワーの少ないマイクロインフルエンサーが依頼する形でマッチングが成立するのが特徴です。
特に費用が安くインフルエンサーとマッチングでき、直接連絡が取れるため、自由度の高いマーケティングを行うことが出来ます。
しかし、あくまでインフルエンサー単体の影響度は小さいので、注意してください。

料金

商品を掲載する数、期間、その他オプションサービスによって料金が変動します。

体験オファー30日間掲載:¥30,000 / 1オファー (税別)
PICKUPオプション(トップページに14日間掲載 + ランダム表示):¥50,000(税別)
コンサルオプション:別途御見積

Webサイト

https://asagake.com/