移転祝いのフラワーギフト

移転祝いとは?

取引先の企業において本社や支店、事務所や店舗などが移転した際は、移転祝いとして新しい門出を祝福するための贈り物をします。移転祝いはお互いに取引がある企業の間で行われ、先方の今後の繁栄を願ったり、これからもお付き合いを続けていきたいという気持ちを伝えることができます。お祝いの品として、多くの場合は花が贈られます。美しく立派な花は新しいオフィスを華やかに飾り、オフィスのスタッフや来訪者に喜ばれるので移転祝いにぜひ贈りたい品です。

移転祝いで花を贈る際のルール

贈るタイミング

一般的にベストなタイミングは、移転先での業務開始日から2週間以内です。移転のお知らせを受け取ったら電話やメールでお祝いの言葉を贈るとともに、移転祝いを贈りたいという旨を伝えます。移転披露宴などが行われる場合には式典に間に合うように花を贈りたいので、移転日前日に配送指定をしておくとよいでしょう。この場合も、事前に先方へ配送日の確認の連絡を行います。ハガキなどで後から移転の通達を受け移転日が過ぎてしまった場合、2週間以内であれば花を贈ることも問題はありません。2週間を過ぎている場合には花の贈り物はやめて、商品券などを贈るほうが好ましいでしょう。

立て札・木札

立て札は一目でわかりやすく、目立たせることが大切です。移転祝いの場合には「移転祝」「祝移転」「御祝」と「贈り主名」の組み合わせが一般的です。祝いの見出しの字は赤い色で、贈り主名は黒い色で記載します。購入時にショップのほうで対応してもらえる場合がほとんどですので、注文時に合わせて依頼しておきましょう。

花の種類・色

移転祝いにおすすめの花

移転祝いに贈られるのは次のような花です。

  • 胡蝶蘭(3本立て、5本立てなど)
  • アレンジメント
  • スタンド花
  • 観葉植物

移転祝いとしていつの時代も選ばれる最もフォーマルな花は胡蝶蘭です。大きな花弁で圧倒的な存在感を持ち、「幸福が飛んでくる」という縁起のいい花言葉から移転のお祝いにぴったりです。また、鉢植えには「根付く」という意味があるので、胡蝶蘭の鉢植えは「幸せが長く根付く」という縁起のよい組み合わせとなります。鉢植えであれば2か月程は美しく咲き誇り、長い期間楽しめるためとても喜ばれます。色は清潔感のある白が定番ですが、ピンクや黄色などバリエーションも豊かです。
事務所内にスペースがない企業などにはアレンジメントを選んでもいいでしょう。観葉植物も長く楽しめるのでお祝いに最適です。「幸福の木」と呼ばれるマッサンゲアナや、「幸運を呼ぶ木」「精霊が宿る木」といわれるガジュマルなどがふさわしいでしょう。


HitoHana

避けたほうが良い花・色

一般的に、以下にあてはまる花はお祝いには不向きです。

  • 赤色の花
  • 日もちのしない花
  • 香りがきつい花・花粉が舞う花
  • トゲのある花
  • 造花・ブリザーブドフラワー
  • 花言葉がお祝いにふさわしくない花

赤は火災や赤字を連想させるため、移転祝いでは赤色の花は避けたほうがよいとされています。ただし、企業のコーポレートカラーや先方からのリクエストが赤色の場合は選んでも大丈夫です。香りがきつい花や花粉が舞う花は、利用者の出入りがある飲食店やクリニックでは特に注意が必要です。お祝いの花には生花が基本ですので、造花やブリザーブドフラワーも避けたほうが無難です。また、花言葉もお祝いとして大切な役割を担っています。たとえば赤とピンクのゆりの花言葉は「虚栄心」、ルピナスは「貪欲」という意味を持ち、こういった花はお祝いには向きません。相手に失礼な意味の花を贈らないように注意しましょう。

サイズ感

送り先のオフィスの広さや置き場所によって、ふさわしいサイズを選びましょう。盛大にお祝いをする場合は立派なスタンド花も喜ばれますが、小規模の店舗や事務所では置き場所がなく困らせてしまうことになりかねません。胡蝶蘭も大輪のものはスペースが必要ですが、ミディなど中輪のものであれば場所をとらずに楽しむことができます。アレンジメントであれば小ぶりながらもデザインが豊かで華やかさがあります。状況に応じた贈り物を選びましょう。

移転祝いを送ってはならないケース

事業縮小や撤退などの際に移転祝いを贈ることはタブーです。移転祝いは事業拡大や社員の増加に伴う場合など、ポジティブな意味での移転の際にのみ贈るようにしましょう。また、贈答品を受け取らない方針の企業もありますので、贈り物をすること自体が失礼に当たる場合もあります。移転祝いを贈る際には必ず先方の意思を確認しておきましょう。
 

移転祝いの費用・相場

取引先

重要な取引先

3~5万円
重要な取引先には3~5万円の花が選ばれることが多いです。大規模な企業には5万円以上の品を贈る場合もあります。胡蝶蘭では5本立てのものが5万円相当です。一層目立つものを贈りたい場合は5本立て以上の胡蝶蘭がおすすめです。

お付き合い程度の取引先

1~2万円
付き合い程度で親密なやりとりはしていない企業の場合は、2万円以内の予算でおさめることが多いです。同じく、下請企業の場合も2万円以内が相場です。胡蝶蘭では3本立てが目安となります。

身内・親戚

1~3万円
親族の企業へ贈る場合は3万円以内が相場とされています。相手が大企業である場合は、見劣りしないよう適切な価格の贈り物を選びましょう。胡蝶蘭では3本立て以上を選ぶとよいでしょう。

友人・知人

5,000~1万円
親しい会社経営者の企業が移転した場合は1万円以内が目安です。胡蝶蘭では1~2本立てもありますが、見栄えを考えると3本立て以上のものが好ましいでしょう。予算の都合で胡蝶蘭を贈れない場合は、観葉植物やアレンジメントなどで印象に残る花を贈ると喜ばれます。上記はあくまでも目安ですので、関係性や規模を考慮して、相手に恐縮させず、また不快な気持ちにさせないものを選ぶことが大切です。

東京都内でおすすめの移転祝いの花(フラワーギフト)を贈るサービスを比較

KFLORIST

KFLORIST

特徴

造形的で美しいアレンジの魅力的なデザインフラワーが揃っています。目的別・価格帯で選ぶことはもちろん、オーダーメイドのデザインも非常に人気があり、ニーズやイメージに合わせてふさわしい花を用意することができます。定番の胡蝶蘭はもちろん、目立つデザインを贈りたいときやモダンなイメージに仕上げたいときにはぜひ利用したいショップです。得意としているトライアングルアレンジは洗練されたデザインが人気で多くの人に選ばれており、ホワイトカラーは移転祝いにもぴったりの仕上がりとなっています。

料金

アレンジメント 10,000円(税抜)~
観葉植物 15,000円(税抜)~
胡蝶蘭 3本立て 20,000円(税抜)~

Webサイト

https://www.kflorist-design.com/

ハナテラス

ハナテラス

特徴

東京都港区に生花店を構えており、上場企業という安心感のあるフラワーショップです。取引は10,000社を超える実績があり、サポート体制は万全です。サイト上のフォトギャラリーでこれまでの実績例を見ることができるので、イメージが定まらない場合も参考にしながら選ぶことができます。特注胡蝶蘭として10本立ちやミニ胡蝶蘭などのオーダーも受けていますので、規模やサイズ感の悩みにも対応できます。観葉植物のラインナップも充実しており、いろいろと悩みながら選びたい方はぜひ一度ご覧になることをおすすめします。

料金

ミディ胡蝶蘭 12,000円~
胡蝶蘭 3本立て 15,000~30,000円
胡蝶蘭 5本立て 35,000~50,000円
観葉植物 8,000円~

Webサイト

https://hana-terras.com/

ダナエフラワーズ&インテリア

ダナエフラワーズ&インテリア

特徴

パリで修行を重ねたオーナによる開業祝い花、開店祝い花、移転祝い花などのフラワーギフト専門店です。東京都渋谷区にある花屋で、ナチュラルで上品なテイストで季節感のあるアレンジメントを得意としています。高価で華やかに見えると好評で、フランスらしい色合いも人気です。オーダーメイドでは贈りたいイメージや気持ちを伝えることで、シーンにぴったりの提案を受けることができます。珍しいものやセンスのよい上品な花を贈りたい方におすすめです。サイト上のカテゴリー検索では目的や価格帯、色合いなど、ニーズに応じて細かく指定することが可能です。Instagramでも多数の投稿を見ることができます。

料金

10,000~30,000円程度

Webサイト

https://danaef.jp/

with Hana

with Hana

特徴

東京都文京区にあるフラワーショップで、レンタルグリーン事業と法人ギフト事業を展開しています。移転祝いや開店祝いのほか、竣工祝い、就任祝いなどあらゆるシーンに対応できる柔軟さときめ細かなサポートが好評で、2,000社以上が利用しています。非常に見やすいサイトで、カテゴリの中で色・価格・花の種類など詳細を絞り込むことができるので効率よく探すことができます。都内限定で胡蝶蘭15本立て、ラメ付き胡蝶蘭などボリューミーなものも取り扱っています。ミディ胡蝶蘭は10,000円から、大輪の胡蝶蘭は15,000円からと価格もリーズナブルです。定番のものはしっかり押さえており、商品の写真も充実しているので利用しやすいショップです。

料金

5,000~50,000円程度

Webサイト

https://with-hana.jp/

M.Musee

M.Musee

特徴

港区麻布十番にあるフラワーショップです。イギリスでフラワーアレンジメントを習得した店主による独創的なアレンジが多くの利用者に喜ばれています。スタンド花やアレンジメントでは藤や葉で編んだスタンドを使用し、足元からセンスのある贈り物を提供しています。エントランスに飾るためのパイプスタンド花も用意されており、オフィスに合わせたお祝いを選べます。また、贈り先の会社やオーナーの名前などのアルファベットの頭文字をデザインしたスタンド花も受け付けており、一風変わった目立つお祝いを贈りたいときに最適です。
 

料金

5,000~30,000円程度

Webサイト

https://www.mmusee.com/

むつ美花店

むつ美花店

特徴

新宿文化センターから徒歩5分に店舗を構えるフラワーショップです。スタンド花と胡蝶蘭にこだわりを持って制作しており、多くの企業が利用しています。胡蝶蘭はオーソドックスな白のほか、マリンブルー、黄色、ピンクなど種類も豊富に揃っています。ボリュームのあるスタンドや胡蝶蘭を贈りたい方におすすめです。インターネットのほか、FAXや電話での注文も可能です。新宿区、渋谷区、中野区、豊島区の一部地域に限定し、「得得スタンド花」として一律16,500円(税込)で2段のスタンド花を提供しています。予算を抑えてインパクトのある花を贈りたい方はぜひ検討したいサービスです。

料金

スタンド花1段 16,500円(税込)~
スタンド花2段 22,000円(税込)~
胡蝶蘭 3本立ち 16,500円(税込)~
胡蝶蘭 5本立ち 33,000円(税込)~

Webサイト

https://www.mutumi-hana.com/

HABOTAN FLOWER

HABOTAN FLOWER

特徴

会員制で法人向けの花ギフトの販売・配達を行っています。入会費・年会費は無料で、都内は当日配達も可能です。胡蝶蘭は受賞蘭のみを使用し、クオリティは最高峰です。胡蝶蘭の色味は白とピンクを主に取り扱っていますが、問い合わせれば赤リップのオーダーも可能です。花を傷めないパウダーで花弁にアートを施した珍しい化粧蘭も取り揃えており、一際目を引く贈り物にはぴったりです。全方位から胡蝶蘭を鑑賞できるワルツシリーズは、スペースをとらないため置き場所を選ばず店頭やカウンターでも楽しむことができます。胡蝶蘭だけでも豊富なラインナップが展開されていますが、アレンジメントやスタンド花も数多く取り揃えており、こだわりを持って納得できるものをじっくり選びたい方におすすめです。

料金

アレンジメント 5,000~30,000円程度(税抜)
胡蝶蘭 30,000~100,000円程度(税抜)
化粧蘭 40,000円(税抜)
ワルツシリーズ 30,000円(税抜)

Webサイト

https://flower.habotan-gift.com/