日々のお金のやり取りを情報として記録する「伝票」。伝票の起票の仕方と、お金の流れの確認方法を知っておきましょう。
「売上」を「入金伝票」として起票する
商品を売って現金を受け取る。もっともシンプルなやり取りで、伝票の起票の仕組みを理解しましょう。
1,000円のプリント用紙3個セットを売ってお金を受け取ったとします。起票する入金伝票のイメージは以下のようになります。
会計システムを使った伝票起票の例
多くの企業では「会計システム」を使って会計処理をしています。より具体的な業務のイメージを持つために、「会計システム」の画面を見ながら業務の流れをご説明します。
データの入力
会社では扱っている商品は決まっていますから、商品名や単価、個数などの情報は登録されているデータベースの情報を反映して自動的に入力できます。
帳簿表示画面でお金の増減を確認
会計システムでは、入力した伝票データから各種の帳簿が自動的に作成されます。
売上を現金で受け取ったことを入金伝票で入力したら、現金出納帳を開いてみましょう。現金の金額が増加したことが転記されています。
伝票のデータ入力の権限管理に留意
手書き伝票では、担当者が間違っていないことを上司が確認・押印しながら処理を進めていくようになっています。
会計システムでも同様に、データを入力できる人、編集できる人と権限が決まっています。システムでデータの種類ごとに、入力権限が定められ、権限のない人は入力できないようになっています。
伝票の入力権限をもったアカウントでログインする意味を理解しておき、アカウントを正しく扱いましょう。
まとめ
伝票の起票の仕方と、お金の流れの確認方法については理解できたでしょうか?
次は「第2回 日常業務-仕訳入力のキホン」について学んで行きましょう。