概要

Kiwamiは、産廃処理・建廃処理・金属リサイクル・砕石・公共クリーンセンターなどの業種向け計量販売管理システムです。トラックの積載物の重量を計測した値を取り込み、計量伝票の発行から請求、支払処理などを一貫して処理し、業務の簡素化を実現します。Kiwamiは計量情報システム、売上情報システム、仕入情報システム、マニフェスト情報システム、現金出納情報システム、およびオプションシステムというサブシステムから構成され、事業内容に適した組み合わせを選択できます。

特徴

計量業務・窓口業務の効率化をサポート

Kiwamiの計量情報システムは、ほとんどの種類のトラックスケール(指示計)と連携し、トラックの積載物を計量した情報を取り込むことができます。トラックの車番または契約番号で取引情報を自動登録することで、計量業務を効率化します。また、一括計量して品目を確認してから重量値を分割できます。そしてKiwamiの現金出納情報システムは、計量情報システムと連携し、計量窓口で現金の元金、入出金、残高、繰越管理を行います。計量時の売上(入金)と仕入(出金)は自動集計され、手入力が不要です。さらに、オプションの車番認識システムによる車両の基本情報の取り込みや、自動釣銭機(キャッシャー)と連携することにより、窓口業務の効率をさらに高めることが可能です。

多様な請求業務と支払業務に対応

Kiwamiの売上情報システムは、計量情報システムと連携して売上および売掛金の管理、請求書発行、入金管理を行います。請求先の現場単位に請求書を発行したり、請求先が支払先でもある場合に請求金額と支払金額を相殺したり、締日以外に任意の期間を指定して請求書を発行したりといった、多様なニーズに対応しています。回収や未収の管理を強化したい場合は、売掛金管理表や回収予定表などの帳票を利用できます。Kiwamiの仕入情報システムもまた、現場別の支払明細書作成、同一取引先での支払金額と請求金額の相殺、任意の期間での支払処理などに対応しています。

マニフェスト伝票などの管理と発行が可能

Kiwamiのマニフェスト情報システムは、産業廃棄物を処理業者に委託する際に法律で義務付けられているマニフェスト伝票の管理および発行を行います。産業廃棄物処理委託契約書の記載内容も管理できます。計量情報システムからの計量値を入力するとき、契約情報の内容を反映し、契約対象の廃棄物・期間をチェックします。また、計量入力の情報はマニフェスト情報に反映されます。産業廃棄物処理の行政報告資料を出力したい場合は、収集運搬帳簿、収取運搬実績報告書、処分帳簿および処分実績報告書を出力でき、廃棄物を排出した場合は、廃棄物等交付状況報告書を出力できます。

価格

Kiwamiの価格は、サブシステム単位(計量情報、売上情報、仕入情報、マニフェスト情報、現金出納情報、各種オプション)のライセンス数の積み上げで変わります。詳細についてはあさかわシステムズ株式会社に問い合わせが必要です。

OS サーバ: Windows Server 2008、2012、2016 クライアント: Windows 7、8、10
データベース Microsoft SQL Server ※スタンドアロン版(無償版:SQL Server Express Edition)
必要ソフトウェア Microsoft Office Excel 2010以降
価格 要問い合わせ

どういう業種に便利か?

資源リサイクル業

資源リサイクル業では、計量器で計量伝票を発行し、そこからExcelに手入力することで日次業務を行っているといったケースがあります。このような場合、入力に時間がかかり、ミスも生じます。また、請求書や支払通知書の発行にも手作業が必要になるため、多くの労力がかかってしまいます。取引先ごとに請求/支払方式が異なると、さらに手間が増えることになります。Kiwamiでは計量情報システムが計量器からの値を直接取り込み、売上情報システムと仕入情報システムが連携して、手入力の必要なしに請求書や支払通知書などを発行できます。

産業廃棄物処理業

産業廃棄物の処理においては、法律でマニフェスト(産業廃棄物管理票)の交付が義務付けられています。また、処理業者では廃棄物処理委託契約書の確認と保存をしなければなりません。マニフェストを手入力で作成したり、委託契約書を紙で保存・管理したりする労力は多大なものになります。Kiwamiのマニフェスト情報システムでは、契約データと計量データからマニフェスト伝票を印字できます。また、委託契約書の情報を電子化することができ、その際に受け入れ時の期限、対象品目などをチェックします。契約書の原本はPDFにし、契約情報に添付して文書管理が可能です。