簿記1級をスクール・学校に通い学習することが合っている人
通える範囲内にスクール・学校がある人
学校への通学をしながら勉強をする場合、移動に時間がかかってしまうという難点がありますが、生活圏内に学校があれば移動に無駄な時間を割く必要はなくなります。そのため自宅や職場など、生活圏内に簿記の学校がある人は通学での学習が合っていると言えるでしょう。
モチベーションを維持して最後までやり遂げたい人
独学ではモチベーションを保つのが難しく、途中で挫折してしまう人も多くいます。しかし学校に通っている場合には講師が付いていること、仲間がいることなどもあり、モチベーションを維持して最後までやり遂げやすくなります。
決められた時間を確保できる人
通学にかかる時間や、講座時間が確保できる人のほうが合っていると言えるでしょう。生活リズムが定まっており、まとまった時間が取れる必要があります。
簿記1級をスクール・学校で学ぶメリット
仲間ができてモチベーション維持に繋がる
上述の通り、学校に通う場合仲間ができることでモチベーションが維持できるというメリットがあります。クラスにいる人たちは同じ目標を持っているため切磋琢磨して勉強できます。自分一人で勉強を続けていくことに不安がある人にとっては嬉しいことです。
疑問点や不明点があってもすぐに聞けてサポートが厚い
独学では分からない問題に出くわしたとき、自分で解決しなければなりません。いつまでも悩み続け、時間を浪費することもあります。自力で解決するということも重要ですが、非効率な時間の使い方はすべきではありません。通学をしていればいつでも講師に質問することができ、難しいポイントもすぐに解決できることでしょう。
決められた期間で集中して学習することができる
学校にいれば、勉強方針まで自分で考える必要はありません。授業の進め方はカリキュラムに載っており、その内容に沿って勉強をすれば合格まで効率的に進めていくことができます。
簿記1級のスクール・学校で学ぶデメリット
場所が固定されている
学校に通う場合、立地が大きな問題となるでしょう。学校までの距離が近ければ問題ありませんが、片道に1時間や2時間も要するのでは通学は難しいかもしれません。特に日中は仕事をしている方は時間が限られているかと思いますので、場所が固定されていることは大きなデメリットとなるでしょう。
時間帯が決まっている
通学の場合、学習スタイルの自由度が低いため、立地の問題同様時間的な制約もかかってしまうというデメリットがあります。資格勉強に専念できる人ならいいですが、社会人や主婦などは時間が決められていることで断念せざるを得ないパターンもあるでしょう。
費用が高額
通学で学ぶ場合、独学や通信講座での勉強に比べて、費用が高くつきます。授業料やテキスト代だけでなく、交通費もかかってきます。
簿記1級スクール・学校を選ぶポイント
実績・信頼
簿記1級を学べる学校を探すとき、その学校の実績をチェックするといいでしょう。受講者数や合格率、どれほどの歴史を持っているかなど、事前に確認しておきましょう。これらの実績から信頼できるかどうか判断していきます。
講師陣
ホームページ等で講師陣の情報も確認しましょう。実際に教わることになる講師との相性によっても勉強の進み具合は変わってきます。学校全体の実績を確認すると同時に、講師個人の経歴や各種情報もチェックしていきましょう。
場所・講義の時間帯
当然ながら、自宅から通いやすくスケジュールも合う学校のほうが継続しやすいです。授業の時間やアクセスなどは事前に知ることができますので、自分の生活スタイルと照らし合わせて現実的に通い続けることができそうかどうか確認しましょう。
ただ、毎回実際に教室へ行かなくてもライブ中継を利用して学習できる学校もありますので、各学校が提供している勉強スタイルも確認しておく必要があるでしょう。
独学に比べて費用が高いため、申し込んでからやっぱり続けられなかった、という事態に陥らないようにすべきです。資料請求や実際に授業を体験してみるなど、積極的に事前調査をするようにしましょう。
学校の種類
通学制
通学制では、直接学校まで足を運んで授業を受けることになります。上で説明した立地や時間的な問題をクリアする必要があります。
通信制
通信制では、教材等が自宅に送られてくる、もしくはWeb上で授業を受けることになります。
通学制の学校でも、通信講座を実施していることは珍しくありません。アクセスや時間的な問題がある人は通信制を検討してもいいでしょう。
専門学校
専門学校は、ある分野につき専門課程を置く専修学校のことです。費用は高くなりますが、より多彩な授業を受けることができるでしょう。
家庭教師
家庭教師に教えてもらう場合、通学や通信講座に比べても費用は安くなる傾向にあります。金銭的に学校の利用が難しい場合でも、家庭教師なら要所要所で解説してもらうことができます。
スクール・学校に通うことと併せて実践したい自主学習の方法
自宅で予習や復習を兼ねて、問題集やテキストを用いて自主学習をすることで、スクール・学校で勉強した内容をより深く理解することに繋がるでしょう。
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おすすめの簿記1級が学べるスクール・学校
資格の大原
資格の大原では、生徒のレベルに合わせたコースが用意されており、予備知識を全く持っていない人やすでにある程度勉強を進めている人でも、自分にあったコースから受講ができるようになっています。また試験が近づくと本試験に近い形式で「答練」が直前講座として設けられます。
大手の学校ですので、全国的に開校がなされており、地方であっても選択肢に入りやすいと言えるでしょう。また専門学校の設置や社会人向けの講座開講など、生活スタイルからコースを選択することもできます。
特徴(良いところ)
サービス内容の豊富さ、サポート体制の充実など、安心して受講できるのが大原の良いところです。簿記1級は2級3級よりさらに高い専門性が求められるため、講師陣のレベルも重要になってきます。熱心な講師が多いとの評判もあり、常に講師陣の指導方法も向上させることが重視されているようです。
この他大原の良いところには、学習スタイルが色々と選べること、そして効率的なカリキュラムで受講できるということが挙げられます。
学習スタイルとしては、WEB通信講座や教室通学講座の提供などがなされています。
カリキュラムは過去問試験の徹底分析を基礎に作られており、無駄な学習なく進められるよう配慮されています。
特徴(良くないところ)
社会人向けの講座と専門課程の講座(専門学校)が用意されており、学習スタイルを選べるのはいいことですが、同じ校舎内に各講座が併存することでトラブルが生じることもあるようです。例えば専門学生が自習室を占領してしまい、社会人向け講座の受講者がその部屋を利用できないといったことも起こり得るようです。
この辺りは各校舎にもよるため、申し込み前に環境はチェックしておきましょう。
料金
通学「1級合格コース」は199,100円~となっています。
(12ヶ月コース・講義回数:全65回)
Webサイト
資格の学校TAC
TACは、資格取得に重きを置いた専門予備校です。簿記1級以外の資格講座も多数設けられており、簿記1級合格後のステップアップもしやすいと言えるでしょう。例えば簿記1級を取得することで税理士試験への道も開かれる場合があります。さらにそこから公認会計士など、よりハイレベルな資格講座もあります。将来的に税理士や公認会計士も目指したいという人にはいいかもしれません。また早稲田セミナーの引継ぎによって法律系資格への挑戦も可能です。
大原同様大手の学校ですので多彩な資格の受講ができるだけでなく、地方でも開校もされていることからより多くの人が利用しやすいと言えるでしょう。
特徴(良いところ)
TACは簿記1級の合格実績も高く信頼できる学校と言えます。会計分野での講師の質も高く、簿記1級を受けた生徒からも多くの支持を得ています。
簿記教育に関して30年という歴史も持っており、合格のためのノウハウが蓄積されています。学習効果を高めるため、効率的な知識のインプットだけでなく即座にアウトプットをすることで理解度の向上を目指しています。
特徴(良くないところ)
TACの講師陣は専門性が高いとの評価もある一方で、事務的な印象を感じる人も多いようです。そのため制度としてサポートは充実していても、学校や講師側が積極的に関わってきてくれる雰囲気がない、という意見も出てきています。
料金
通学「1級合格本科生コース」は165,000円~となっています。
(講義回数:全95回)
Webサイト
https://www.tac-school.co.jp/index.html
資格スクール大栄
大栄の講座は、単元別答案練習・統一模擬試験・直前ゼミ、という3部構成になっています。
単元別答案練習では、復習問題と基本問題、そして応用問題といった形で段階的な演習により単元ごとの理解度を深めていきます。
統一模擬試験は本試験と同じ形式で問題を解きます。そのため本試験での時間配分や自分のウィークポイントの把握、その後の学習計画を立てることに役立ちます。
直前ゼミでは本試験形式の問題を10回分解いていきます。問題は、過去問から分析された類似問題などが出題されるため、本番に強い実力を備えることに役立ちます。
特徴(良いところ)
大栄の良さは通いやすさにあります。教室数が多くほとんど都道府県に教室が設置されています。また駅近で開校されているため、通学でかかるストレスも軽減されるでしょう。
また、大栄の講座はパソコンで映像の授業を見ながら進めて行く「オンデマンドコース」が中心となっており、その内容もアニメーションなどを使ったストーリー調です。そのため初心者でもイメージしやすく分かりやすくなっています。
特徴(良くないところ)
大原やTACに比べると、映像授業がメインのため生徒一人ひとりに対するサポートが充実しているとは言えないようです。
料金
※公式ホームページに料金の記載なし
(本科講座58回、答案練習講座21回)