POSシステムの機能とは?導入のメリットやおすすめシステムを比較

POSシステムとは

POSシステムとは、「Point of Sales」の略称です。今では広く流通し導入されているシステムになっています。売り上げの管理や分析ができ、いつどんな商品が、どんな価格で、いくつ売れたのか、ということが把握できるようになっています。POSシステムの歴史は長く、誕生は1800年代であると言われています。その後徐々に普及しスーパーなどでも導入され、今ではマーケティングの観点からも活用されるようになっています。以下では、POSシステムにはどのような機能が搭載されており、導入することによりどのようなメリットが得られるのか説明していきます。また、POSシステムにも様々な種類があり、ベンダーも複数出てきています。基本的なPOSシステムの種類およびシステムを選ぶ際どのような点を比較していくといいのか、といったことも併せて紹介していきます。

POSシステムの機能

売上に関する機能

多くの場合、POSレジとして、商品等を売る際にバーコードを読み取って会計を行うと同時にその売上情報を登録していきます。売上の情報はクラウドに保管、そうすることで大容量のデータにも対応できるようになっています。また、会計のための機能も搭載されています。例えば釣銭の計算を行うこと、レシートの発行をすることなどもPOSシステムに集約されています。クレジットカードのほか、近年では電子マネー決済も普及が進んでいるため、こうした決済にも対応するようになってきています。

商品の管理機能

商品の情報を管理、発注や在庫管理なども行える機能ですが、売上機能との連携も重要になってきます。商品管理の機能自体も非常に重要なものですが、商品販売と同時に売上の情報が他の機能にも共有されることで、在庫を適正化するよう自動で処理をしてくれるのです。キャッシュフローを良くして、販売機会を損なわずに済みます。

データ分析機能

POSシステムの良さは、ただ商品や売上に関する情報が簡単に管理できるようになり、在庫管理等に役立てられるだけではありません。一連の流れで収集されたデータを元に分析し、その後の企業成長に役立てることができるという特徴があります。様々なデータを組み合わせて最適な販売方法等を見出すことができるようになるのです。そういった意味では経営に役立つツールであるとも言えるでしょう。特に近年では中小企業においてもデータ分析をすることは欠かせられなくなっており、利益を拡大するため、サービスの質を向上させるために、POSシステムが有用なものとなっています。

顧客管理の機能

より多くの商品を売り、利益を増やしていくためには、商品の流れだけでなく顧客の情報もデータ分析に必要になってきます。顧客管理をすることもPOSシステムでは可能です。顧客情報を登録、その他オーダー管理や予約の管理なども可能になることで、データ分析への利用だけでなく、直接的なサービス向上に繋げられます。例えば飲食店において、注文時、POSシステムを使うことも珍しくなくなってきました。テーブル予約ができたり前回の来店情報の管理もできたりすることで、お客様に対しスムーズに、そして質の高いサービスを提供しやすくなっています。

その他の機能

POSシステムの製品によっては勤怠情報についても扱えるものもあります。さらにECサイトとの連携が可能なものなど、幅広いニーズに応えられるPOSシステムも多く存在します。ECサイトと実店舗の両方を設けている場合には、それぞれでの販売情報等をまとめて管理し、在庫の状態を連動させる必要があります。別個にシステムを導入するのではなく、連携機能を持つシステムを一つ持つことで、在庫管理等の手間を省くことができるようになるでしょう。

POSシステムの種類

ターミナル型POS

よく見かけるのはこのターミナル型のPOSシステムです。コンビニやスーパーでの導入のケースでは多くはこのタイプです。ターミナル型POSでも、レジカウンターと一体になった大型タイプから、デスクに備え付けて利用する比較的小型のタイプまで、バリエーションは豊富です。チェーン店や大規模店舗などですでに多く導入されていることから、現在の導入数はこのターミナル型が最も多いです。POSシステムの専用機として導入されるため、機能性は高く、扱える機能も豊富です。

ハンディターミナル型POS

ターミナル型POSを小型化させ、設置して使うのではなく持ち運びができるようにしたタイプがハンディターミナル型POSです。売り場を移動しながらPOSシステムを利用したいという場面ではこちらを利用した方が便利です。レシートプリンタが組み込まれている製品が多く、レジカウンターを設けることが難しい小さな店舗においてはハンディターミナル型を会計用のPOSシステムとして利用する例もあります。

パソコン型POS

パソコン型POSが上の2つと大きく異なる点は、POS端末としての利用だけでなく、パソコン本来の使い道も残されていることにあります。パソコンにPOSシステムをインストールすることになります。レシートプリンタなど、周辺機器を接続すれば、他の様々な作業も後から追加していくことができます。

スマートデバイス型POS

近年のトレンドはスマートデバイス型POSと言えるでしょう。パソコン型のように、タブレットやスマホにPOSシステムをインストール、POS端末としての機能も併せて利用できるようになります。専用端末は必要なく、低コストで導入できること、また日常的に触ることの多いスマホなどを利用するため操作が容易であるなどのメリットがあります。持ち運びができるため、活用の場面は幅広く、接客用のツールとしても使うことができるでしょう。

POSシステムを導入するメリット

会計~在庫管理まで広く高効率化

POSシステムを導入することで、レジ会計やそれに付随する関連業務が素早くこなせるようになるというメリットがあります。手打ちのレジに比べ素早く正確にデータを読み込ませられるため、混雑を緩和することにも繋がります。また売上の集計や在庫管理は手間がかかる作業ですが、POSシステムを導入すればこれらも自動で行われるようになり、集計作業では簡単な照らし合わせだけで終えることができます。在庫管理についても、商品販売時点で自動的に在庫データに情報が反映されるため、一連の作業が広く高効率化されるでしょう。

情報の一元管理ができる

多くの店舗を展開している場合でも、在庫情報や顧客情報など色んなデータをまとめて管理したいというニーズに応えられます。各店舗の販売状況等がリアルタイムで迅速に把握でき、余分な報告作業なども省くことができるようになります。

マーケティングにも活かせられる

売上データ、顧客情報等はデータベースに集約され、素早く確認し分析を行うことができます。どのような商品がどんな顧客に求められているのか調査に役立てられるでしょう。様々な分析機能を使えばマーケティングにデータを活用することもできます。

顧客満足度を高められる

POSシステムの導入では、従業員の負担が減り、効率的な業務が実現されるだけではありません。スムーズに作業を進めてくれることは顧客にとっても嬉しいことです。ミスの減少、対応にかかる時間も減ることで顧客満足度を高められ、リピーター確保に繋がるというメリットもあります。

POSシステムを比較するポイント

色んな視点からコストを比べる

POSシステムを導入すれば多くのメリットが得られますが、事業者が心配するポイントの一つはコストだと思われます。基本的に多くの作業が短縮され導入前後でコスト面のメリットがあると言えますが、各事業に合った製品を選べばさらにそのメリットは大きなものにすることができます。例えば料金は店舗数に応じて変わるのか端末数によるのかといったこと、初期費用の有無や、料金プランの豊富さなど、色んな視点で比較することが大切です。例えばこれから益々成長をしていくとみられる場合には、プランが豊富な製品を選び、事業の拡大に応じてプランを変更できるようにするとコスト面で損をすることなく利用できるでしょう。

現場目線で操作性を考慮する

POSシステムの導入を決めるのは経営陣など、管理を行う立場の人かもしれません。しかしこのシステムに最も触れ、操作することになる人は誰なのか、といったことを考慮しできるだけ操作しやすいものを選ぶことも大切です。機能が非常に豊富でも、使う必要がなければ混乱を招き、複雑な操作を要するものであればミスが生じることもあります。
アルバイトを雇用することの多い店舗では特に、すばやく操作に慣れることができるような製品を選ぶと良いでしょう。

店舗のスペースにも配慮

ターミナル型POSはできることも多いですが、小規模の店舗で設置すると窮屈になるかもしれません。そのため、各製品においてどのようなPOSシステムの種類が用意されているのか確認しましょう。ハンディターミナル型やスマートデバイス型POSを使えばレジ周りをすっきりとさせることもでき、持ち運びも可能となります。店内の雰囲気が重要な場合にも重要になってくるでしょう。

おすすめのPOSシステム

POS+(ポスタス)

POS+(ポスタス)

特徴

POS+(ポスタス)の特徴は、業界の特性に合わせたラインナップが用意されている点にあり、美容室や飲食店などに合ったシステムの利用ができます。また多言語・多通貨・多消費税に対応し海外進出をする場合でも利用しやすくなっています。

料金

POS+ food:40万円程度~
POS+ beauty:35万円程度~
POS+ retail:37万円程度~

webサイト

https://www.persol-pt.co.jp/postas/

Ubiregi(ユビレジ)

Ubiregi(ユビレジ)

特徴

Ubiregiは、iPad専用タブレットPOSレジを世界で初めて出したとして知られています。入店舗の継続率が99%と高く、柔軟かつ豊富なシステム連携が特徴です。

料金

月額または年額を選択することができます。さらに、オプションも追加可能です。
プレミアムプラン:6,900円/月(年払い5%OFF)

webサイト

https://ubiregi.com/

スマレジ

スマレジ

特徴

スマレジは、iPadやiPhone、iPod touchアプリを使ったPOSシステムが、無料で利用できるという特徴を持っています。プランが豊富で、1店舗ごとの月額料金でプランが分けられています。

料金

スタンダード:1店舗のみ 0円/月
プレミアム:1店舗につき 4,000円/月
プレミアムプラス:1店舗につき 7,000円/月
フードビジネス :1店舗につき 10,000円/月
リテールビジネス:1店舗につき 12,000円/月

webサイト

https://smaregi.jp/

NECモバイルPOS

NECモバイルPOS

特徴

NECモバイルPOSは、飲食店向けに便利な機能が多く用意されており、オーダーエントリーシステムにも対応しています。iPhoneやiPad Touchをオーダー端末として利用することも可能です。また、手厚い導入支援も特徴的で、24時間365日コールセンターが対応をしてくれ、安心してシステムを利用することができます。

料金

料金については、要問い合わせとなっています。

webサイト

https://jpn.nec.com/mobile-pos/index.html

Square

Square

特徴

Squareは、シンプルさが特徴です。シンプルな決済端末で、登録から入金までもすぐに行えます。Webやアプリから数分で登録ができ、最短当日から決済を開始することができます。料金体系もシンプルで、固定の月額費用などは必要ありません。代わりに決済手数料がかかるようになっており、利用量に合わせたコストしかかかりません。

料金

月額固定費:無料
手数料:3.25%

webサイト

https://squareup.com/jp/ja


次のレベルの試験に挑戦して
業務力をアップ!

さらに高いレベルの試験に挑戦して、業務力をパワーアップしましょう。

簿記

簿記 2級

経営管理に役立つ知識として、最も企業に求められる資格の一つ。企業の財務担当者に必須。

次回試験:2020年11月15日
>日商の検定サイト簿記2級

簿記 1級

公認会計士、税理士などの国家資格への登竜門。合格すると税理士試験の受験資格が得られる。

次回試験:2020年11月15日
>日商の検定サイト簿記1級


2016 © 業務の教科書