ネットショップ 売上分析ツール

「ネットショップの売上が上がらない!」
「どうして上がらないんだろう?」
「原因がわからない…」

そんな悩みを抱える方に、売上アップの施策が建てられるネットショップ(ECサイト)分析ツールを、選び方と一緒に紹介します。

いま悩んでいる方は、まずは5分でいいので読み進めてみてください!

ネットショップ(ECサイト)の分析ツールの選び方|2つのポイント

課題発見のために選ぶ

まず、「売上が上がらない課題がわからない」と言う方は、課題発見を助けてくれるツールを使いましょう。

ネットショップ(ECサイト)の売上は、とてもシンプルで、以下の一本の式で図ることができます。
『ネットショップ(ECサイト)の売上 = サイト流入数 × CVR(コンバージョンレート)』
この式の通り、売上が上がらない原因は、大きく「サイト流入数」と「CVR」の2つしかありません。

「サイト流入数」は文字通り、サイトへ何人のユーザーが来てくれているかを見る指標です。
Googleなどの検索エンジンで、キーワード検索で流入している人数、広告で流入している人数、SNSなどを経由して流入している人数などを合計し、どれだけの人がアクセスしてくれているか。
この数字が少なければ、いかにネットショップ(ECサイト)のデザインや見た目を改善しても、そもそも潜在顧客にサイトが見られていないので、効果は期待できません。
『ネットショップ(ECサイト)が見られていないこと』
これが考えられる大きな原因の一つです。

また、「CVR」はサイト訪問者数のうち、何人の人が買い物をしてくれたかを表す指標です。
CVRが低い場合、ネットショップ(ECサイト)への訪問者数は非常に多いのに、売上が出ていない、なんて場合も考えられます。
仮にサイト訪問者数が月1,000人しかいなくても、CVRが0.1%以上であれば、少なからず売上は立ちます。しかしサイト訪問者数が月100,000人でも、CVRが0.001%以下ならば、売上は出ません。

このように、ネットショップ(ECサイト)の売上は、「サイト流入数」と「CVR(コンバージョンレート)」で見ることができます。
このどちらに売上が上がらない原因があるのかを見分けられていない方は、まずは課題発見に役立つツールを使いましょう。

【具体的な分析ツール例】

  • Googleアナリティクス

課題に合わせて選ぶ

次に、大きな課題が見つかったら、細かな原因を探るツールを選びましょう。

課題がサイト流入数の場合

まず、上記でネットショップ(ECサイト)の課題がサイト流入数が少ないと判明した場合、ネットショップへの流入数が少ない原因を探る必要があります。

ネットショップへの流入経路は主に3つあります。

  • オーガニック検索(Organic Search)
  • 広告流入(リスティング広告)
  • SNS流入

まず、「オーガニック検索」です。
こちらはGoogleなどの検索エンジンでユーザーが自発的にキーワード検索をしてサイトに訪問してくれることを指します。

次に「広告流入」です。
上記同様検索エンジンでキーワード検索を行うと、検索ページの上部に広告として表示できるリスティング広告などがあります。
このような広告からクリックして流入することを指します。

そして最後に「SNS流入」です。
TwitterやInstagram、Facebookなど、最近ではSNS内で検索する人も非常に増えています。
そのようなユーザーが、SNS上の公式アカウントやサイトリンクを経由して流入することを指します。

これらのうちどの流入が少ないのか。
オーガニック検索がどうしても少ない場合は、サイトのSEO対策はもちろん、広告を出したり、SNSを作るという手もあります。
細かな課題を見つけることができます。

ちなみに、厳密にはこれらの他にも「外部サイトからの流入」「直接流入」もあります。

【具体的な分析ツール例】

  • Google Search Console
  • Googleアナリティクス

CVRを増やす

次にサイト流入数があっても売上が上がらない場合、サイトは見られてはいるけれど、CVRが低いことが考えられます。
そこで、CVRが低い原因を探るために、以下のような分析ツールがあります。

  • ヒートマップ解析
  • カゴ落ち解析ツール

ヒートマップ解析は、ユーザーの動きを可視化できるツールです。
ユーザーがサイトの内のどんな文言、どんなビジュアルに興味関心があるのか?どのリンクをクリックしやすいのか?ちゃんと最後まで読んでくれているのか、などを可視化し、サイト改善を行うツールです。

ユーザーの動きを見て、売上のたちやすいデザインに変更する、購入ボタンの位置を工夫する、など対策してCVRを改善することができます。

【具体的な分析ツール例】

  • User Heat
  • UserInsight(ユーザーインサイト)

カゴ落ちとは、ネットショップ(ECサイト)でよくあるカートに製品を入れたままサイトを離脱されてしまうことです。
例えば、
「仕事の空き時間に、ネットショップ(ECサイト)で買い物していたが、急に電話が入って、購入せずに離脱してしまう」
「欲しいものをカートに入れたけど、他のネットショップ(ECサイト)との値段比較などがしたくて離脱してしまう」
など、様々なケースがあります。

このようなカゴ落ちがどれくらいおこっているのか、またかご落ちが起こっている場合はどう対策するかなどを分析し、CVRを改善することができます。

カゴ落ちは、正直どんなネットショップ・ECサイトでも必ず発生します。
しっかり対策すれば、確実に売上が伸びると言われています。

【具体的な分析ツール例】

  • CombizReco コンビーズレコ
  • NaviPlus リタゲメール

ネットショップ(ECサイト)の売上に直結する分析ツール4つ比較

以上のように、用途に合わせて分析ツールを選ぶのが分析ツール選びのポイントです。
ここからは具体的な分析ツールを解説していきます。

Googleアナリティクス

Googleアナリティクス

特徴

ネットショップ(ECサイト)の定番分析ツール「Googleアナリティクス」です。

Googleが提供する無料のツールで、主に『ユーザーの訪問から離脱(コンバージョンも含む)までの一連の流れ』の数字を集計・データ化することが可能です。
無料とは思えない膨大なデータを確認することができるので、まず確実に入れておく必要があります。

このツールでは、「課題の発見」「検索流入が少ない原因」「CVRが低い原因」の全てに役立ちます。
なのでネットショップ(ECサイト)を運営するなら、まずGoogleアナリティクスの設定を行っておきましょう。

料金

完全無料です。

Webサイト

https://marketingplatform.google.com/intl/ja/about/analytics/

Google Search Console

Google Search Console

特徴

次に、上記で紹介した「Googleアナリティクス」と同様レベルに入れておきたい分析ツールが「Google Search Console(グーグルサーチコンソール)」です。
「Google Search Console」も無料の分析ツールです。

Search Consoleは、主にサイト流入に対して分析できるツールです。
アナリティクスは、ユーザーがネットショップに入ってからの動きを分析するのに強いのに対し、ECサイトにどんな経路でアクセス、流入してくるのかを分析するのに強い分析ツールです。
具体的には、ユーザーがオーガニック検索でどれくらい流入しているのか、また流入している人はどのようなキーワード検索で来ているのか、どのページが検索順位が高いのかなど、を見ることができます。

冒頭でも伝えた通り、ネットショップの売上は『ネットショップ(ECサイト)の売上 = サイト流入数 × CVR(コンバージョンレート)』で決まります。
特に「サイト流入数」を分析するのに特化したツールと言えるでしょう。

料金

完全無料です。

Webサイト

https://search.google.com/search-console/about?hl=ja

無料ヒートマップ解析ツール User Heat

User Heat

特徴

こちらはCVRを改善するための分析として紹介した、ヒートマップ分析ができるツール「User Heat」です。
無料で5種類のヒートマップが利用できるのが大きな特徴です。
訪問者のマウスの動きや滞在時間をもとに、このページがどのように見られているか可視化される「熟読エリア分析」、ページのどこがクリックされたかを可視化する「クリックエリア分析」、このページがどこまで読まれたかを表す「終了エリア分析」など、様々な観点でのヒートマップ解析を利用することができます。

また、ヒートマップ機能はPCはもちろん、スマートフォン、タブレットにも対応しているので、スマホユーザーが比較的多いネットショップ・ECサイトでもかなり活躍します。

料金

基本使用無料です。

Webサイト

https://userheat.com/

CombizReco コンビーズレコ


CombizReco コンビーズレコ<

特徴

こちらはCVRを改善するための分析として紹介した、かご落ちの分析・対策ができるツール「CombzReco」です。
CombzRecoは業界最大級20,760社超の導入実績を誇る、ネットショップの売上改善対策ツールです。

そもそもですが、CombzRecoはかご落ちだけに特化しているわけではありません。
ネットショップの運営に詳しくない方で、「それ、いい感じにやっといてほしい」なんて思うことありませんか?
そんな無茶振りにも代わりに応えてくれるのがCombzRecoです。

おすすめのポイントは3つ。
まずは上述した通りかご落ちだけじゃなく、ネットショップのあらゆる部分まで網羅しているサービス内容です。

次に良心的な料金システムです。
CombzRecoは安めの基本料とクリック課金のハイブリット方です。
他のサービスのPV課金と違って、成果であるクリックがあった分だけ費用がかかる仕組みです。

そして最後に導入方法が非常に簡単な点です。
HTMLなどのプログラミングコードやオンラインシステムに詳しくなくても、コピペだけで簡単に導入することができます。

料金

基本料金:39,800円(税抜)〜
クリック課金:クリック数に応じて発生

Webサイト

https://reco.combz.jp/