indeedとは?
indeed(インディード)は求人に特化した検索エンジンであり、一般に言われる求人サイトとは異なります。検索内容から求人情報を抽出して表示させるというものです。indeedの場合には、一般的な検索エンジンとは異なるため、「キーワード」と「勤務地」の2つからヒットさせ、情報を絞ります。
indeed広告
indeed広告とは、indeed内に掲載される広告のことです。広告を出稿している企業は多数存在します。
indeedの無料掲載と有料掲載の違い
indeedは、有料掲載(スポンサー求人)と無料掲載(オーガニック求人)の2つに大きく分かれます。
無料掲載
無料掲載は、オーガニック求人とも呼ばれます。indeedに求人ページとみなされたものは自動的に掲載されるため無料掲載となります。
直接掲載する方法
直接掲載するためには、indeedトップから求人ページを作成して載せます。求人広告掲載というリンクから作成ページに飛ぶことができます。
クローリングで掲載される方法
indeedで表示される多くの求人情報は、クローリングによる自動評価で掲載されるかどうかが決まっています。クローリングとは、検索エンジンロボットが各Webサイトを周遊して情報を読み込むことを言います。この読み込み時に独自の評価基準のもと求人情報かどうかを判別していくのです。
求人情報と評価してもらうためには、基本的に職種や勤務地、仕事内容といった情報が明記されている必要があります。
求人一つにつき職種名も一つ記載されており、仕事内容の詳細が載せられていること、また求人別にURLが分けられていることも重要と言われています。その他、応募方法の明記、サイトへの登録が必須とされていないことなど、細かく条件が決められています。
クローリングによる掲載を狙う場合にはしっかりと求人ページを作りこむ必要があるでしょう。
メリット・デメリット
メリットはやはり無料で掲載できることで、掲載される数や応募数にも関係がありません。
一方デメリットは、有料掲載に比べて上位表示されにくいということでしょう。検索結果で上位表示されないとクリックされにくくなり、結果的に応募数が少なくなってしまいます。
indeedからの応募を確実にしたいという場合には有料掲載を検討するといいでしょう。
有料掲載
有料掲載は、広告費を支払うことでindeed内に求人ページを掲載してもらうというもので、目立つ場所に表示してもらえるためクリック率を高めることができます。
有料掲載はスポンサー求人とも呼ばれます。
チャージ制で掲載する方法
基本的に支払いはチャージ制で、事前にお金を振り込む必要があります。チャージ制の場合、使わなかった費用は繰り越すことができ、残りの分を次の広告費に回すことができます。
クリック課金制で掲載する方法
具体的な費用はクリック数に応じて発生します。そのため自社の求人内容に興味のないユーザーへの表示では費用は発生せず、無駄な消費を避けることができます。
メリット・デメリット
有料掲載の場合多くの人に見られやすくなり、クリック数の増加、そして応募数の増加が期待できます。またすぐに掲載を始めることができるのもメリットと言えるでしょう。
一方で常に運用を続けなければならず、負担はかかってしまいます。indeed内のガイドラインに沿った内容を維持し、広告費を無駄にしないよう、効果的なコンテンツを作り上げなければなりません。ただ広告費を出せば絶大な効果が得られるというものではないため、費用に加えて労力もある程度は必要ということを認識しておかなければなりません。
indeed求人の掲載方法
indeedアカウント作成
indeedへの掲載を初めてする場合には、まずアカウントの作成をしなければなりません。メールアドレスおよびパスワードの設定後、基本的な情報を入力していきます。
会社名や担当者等の名前、勤務地、職種など色々と設定していきます。
求人情報を登録する
次に求人情報を登録する手順を紹介していきます。
自社サイトの採用ページを読み込む
自社の採用ページが、indeedにも求人情報を認識される必要があります。そこでガイドラインをチェックのうえ、少なくとも以下の条件は満たすように採用ページを作りましょう。
- ページ内に仕事内容・職種・勤務地が載っていること
- 無料掲載なら、6件以上の求人情報を載せていること
- 応募方法が明記されていること
- PDF等ではなく、HTML形式のページであること
- 在宅勤務の求人ではないこと
また、近年はマルチデバイス対応が重要視されていますので、モバイル用の画面への最適化も大切です。デザインをレスポンシブ対応させ、画面の小さなスマホでも十分に情報が読み取れるように設計するべきでしょう。
採用ツールを利用して採用ページを作成し読み込む
一から自社で採用ページを作成するのではなく、求人サイトへの出稿を通して掲載する方法もあります。この場合、どのように求人情報を掲載すると効果的なのか、自社で深く考える必要がなく、手軽に作成することができるでしょう。
また、出稿先のサイトがindeedの有料枠を取っているのであれば間接的にその恩恵を受けられることがあります。
indeedで必要項目を直接入力して作成
indeed内から直接投稿する方法です。所定の基本情報やアクセス方法、求人情報や質問事項を入力していきます。
応募設定をする
応募方法に関する設定について説明します。
応募の受付方法
応募の受付方法としてはメール、または自社の窓口に直接問い合わせるなどの方法があります。
メールを受け付ける場合には、応募メールを受け取るためのメールアドレスを登録する必要があります。すぐに対応できるよう、複数の担当者のアドレスを登録するといいでしょう。
電話での受付の有無
電話での応募を受け付けるかどうか、その設定をします。応募者の幅を広げるためには電話による受付をできるように設定しておくといいでしょう。
応募形式
応募形式には「1分簡単応募」と「通常応募」があります。
1分簡単応募だと、応募者は基本的な情報を入力するだけでいいため、応募するに至りやすいです。
通常応募は、履歴書を事前に確認したい場合や特に聞きたい質問事項がある場合に利用するといいでしょう。
条件を記入する
応募条件として以下の内容を記入していきます。
雇用形態
正社員や契約社員、派遣社員など、どの雇用形態を希望するのか選択します。
給与
年収または月給等を設定します。
仕事内容
仕事内容はできるだけ情報量を多く載せることが大切です。アピールポイントや求める人材、福利厚生などを記入し、その他「タグ」と呼ばれるものを設定していきます。すべて設定は任意ですが、できるだけ求人を表示してもらうためにも細かく設定しましょう。
タグには例えば、「残業なし」や「週1日からOK」、「急募」などといったものがあります。
質問項目の設定
次に、応募者がどのような人材なのか知るための質問項目を設定します。学歴や職務経験、保有資格などです。
プレビューで確認
最後にプレビューで内容を確認しましょう。問題がなければこれで作業は完了となります。
おすすめの採用サイト作成サービス
企業活動の中でも人材の採用は重要な役割を担いますが、人材の採用は相当な労力と高いコストがかかると考えられてきました。
しかし、採用サイト作成サービスを活用することで、採用活動が簡単かつ低コストで実現できます。
そこで簡単かつ低コストで採用サイトが作成できるサービスをご紹介します。それぞれの企業の採用活動に合ったサービスを検討しましょう。
採用係長
特徴(良いところ)
最も大きな特徴は、独自ドメインが使用できるという点です。つまり、依頼する会社専用採用のオリジナルのホームページアドレスを使用できます。独自ドメインは使用不可という他社のサービスが多いなか、独自ドメインが使用できるため、SEO対策を行う必要もありません。
また、連携している求人検索エンジンが多いことも特徴です。Indeed、Googleしごと検索、求人ボックス、スタンバイ、Yahoo!しごと検索、キャリアジェット、キュウサクの7つの求人検索エンジンと連携しています。
それに加えて、サポート体制が充実しています。利用者向けのコールセンターを完備しており、求人サイトへの掲載方法や使用方法、集客方法などを無料でサポートしてくれるというメリットもあります。
特徴(悪いところ)
採用サイトを作成してもなかなかアクセスが集まらないことがあります。その場合は、indeedなどへ広告のオプションを利用することになりますが、有料になるため、月額料金に追加で費用が発生してしまいます。
料金
トライアル 0円~/月(無料)
ライト 19,800円~/月
ベーシック 29,800円~/月
プロ 39,800円~/月
エンタープライズ 59,800円~/月
Webサイト
Talent Cloud(タレントクラウド)
株式会社タレントクラウドが運営するTalent Cloud。
特徴(良いところ)
Tarent Cloudは、日本で初めてタレントプールに特化した採用管理システムです。タレントプールとは、欧米で強く根付いている採用手法の一つで、企業が採用したい人材をリスト化し、情報を発信しながら採用候補者のデータベースから採用していくという手法です。
タレントプールの構築に特化したシステムとして、パイオニアとしてのノウハウの蓄積があります。定期的にコミュニケーションを取り合いながら、候補者にとって最も良いタイミングでのオファーが可能となります。
具体的な手法としては、あらかじめ企業に興味関心のある人にフォローしてもらい、フォローリストができあがります。フォローしている人に対して定期的に企業の魅力や採用情報などを発信します。そして社員の退職が発生し採用しようというタイミングで、オファーを送信するという流れになります。
特徴(悪いところ)
利用に必要な月額利用料は登録人数によって変わるため、登録人数の増加によって利用料が上がります。このため、ある程度の費用は予測できますが、登録者が増えた場合、予算を超えてしまう可能性があります。
料金
登録人数200名まで 20,000円~/月
登録人数500名まで 50,000円~/月
登録人数1,000名まで 80,000円~/月
登録人数5,000名まで 100,000円~/月
※以降5,000名ごとに50,000円/月追加のプランもあります。
Webサイト
engage(エンゲージ)
「エン転職」などの求人サイトを運営しているエン・ジャパン株式会社が提供しているengage(エンゲージ)。
特徴(良いところ)
最大の魅力は、完全無料で採用サイトを作成できることです。求人掲載、採用ページ作成、応募者管理までの一連の基本機能の利用について、初期費用や月額費用、採用成功報酬などが一切かかりません。
また、大手求人サイト「エン転職」運営でのノウハウを活かして考えられたデザインテンプレートも豊富に用意されているため、自社に合うデザインを選択できます。
それに加えて、会員数760万人の大手転職サイト「エン転職」の会員に向けて無料でスカウトできます。大手転職サイトを運営する会社ならではのサービスで、応募をより多く集めることが可能になります。
特徴(悪いところ)
採用サイトの独自ドメインが使用できないため、アクセスを増やすためには公式サイトとは別にSEO対策を行わなければいけないという特徴もあります。
料金
無料
基本機能は完全無料で利用できますが、さらに応募数を増やしたい企業に対して、有料でオプションもあります。性格特性が分かる「オンライン適性テスト」や離職防止のための「フォロー機能」、「ビデオインタビュー」など、採用から入社後の定着までを支援する機能が有料オプションとして用意されています。
Webサイト
HITO-Manager
パーソルプロセス&テクノロジー株式会社が運営するHITO-Manager。アルバイト・パートの採用管理及び支援システムです。
特徴(良いところ)
最大の魅力は、優れたデザイン性です。専門のデザイナーが制作する採用ページのため、他社の採用サイトよりもデザイン性が高く、企業のブランドイメージを向上させ、ブランディングの効果で応募者もより集まります。
また、SEOの専門家によって採用ページを短期的かつ長期的に最適化されるため、業界トップのSEO対策が可能と言われています。
特徴(悪いところ)
HITO-Managerは、アルバイト及びパートに特化しているサービスのため、正社員や契約社員の採用活動には適していません。正社員や契約社員の採用サイトも制作したい場合は、別のサービスを利用する必要があります。
料金
要問い合わせ
Webサイト
iRec(アイレック)
特徴(良いところ)
iRecの特徴は、とても簡単な操作で採用サイトが完成するという点です。用意されたテンプレートに文字や写真を埋めていくだけなので、専門知識が全くない人でも作業が可能です。また、更新作業についても、業者に依頼すると時間がかかってしまいますが、自分で簡単に更新作業ができるよう作られているため、突発的な更新や修正などもすぐに対応できます。自分で採用サイトを作らずに丸ごとiRecにお任せすることも可能です。
特徴(悪いところ)
用意されたテンプレートからデザインを選択するため、採用サイトのデザインがオリジナリティに欠けてしまうというデメリットもあります。また、企業の公式サイトのデザインとの統一性がなくなる場合もあります。それを避けるために、企業のイメージと合うテンプレートを選択し、色の変更や写真の挿入など、可能な範囲でイメージと合わせるようにしましょう。
料金
ライト 初期費用50,000円、月額利用料29,800円~/月
スタンダード 初期費用200,000円、月額利用料29,800円~/月
プレミアム 初期費用300,000円、月額利用料29,800円~/月