グループインタビューの進め方やメリットは?おすすめ会社を比較

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グループインタビューとは

グループインタビューとは、3~7人程度が集まり座談会のような形式をとり、決められたテーマに沿ってインタビューを行うもので、定性調査の1つです。ネット調査のような定量調査ではつかむことの難しい消費者の消費動向における深い心理を分析・理解することができます。
また、インタビューを受ける人同士の活発な意見交換が起こることで、デプスインタビューではなかなか知ることのできない、より幅広く深い情報も引き出すことが出来ます。通常は、モデレーターと呼ばれる司会者が、司会とインタビューを行いますが、このモデレーターの力量によって、インタビューで得られる情報の量や質に大きく差が出てきます。このインタビュー手法は、正しい目的でフル活用できればとても有意義な調査となります。また、定性調査である本手法と、ネット調査などの定量調査を組み合わせて行うことによって、さらなる市場動向の把握や、新サービスの開発などに役立つことでしょう。

グループインタビューの活用目的

グループインタビューは、消費者の発言を生で聞き、顔色、態度、雰囲気などを直接見ることができる貴重な機会と言えます。この機会を無駄にしないために、正しい活用目的を設定することが重要です。

消費者のニーズ、新たな市場や客層の発掘

特定の商品やサービスを利用している消費者が、どのようなことを求めているのかを知ることを目的としたり、これまでターゲットとしてきた客層とは違う、新たな客層を発見したり、新たな市場の発掘にも役立ちます。

消費者の利用状況、反応、動機の把握

特定の商品やサービスについて、消費者がどのように、どのような時に利用しているのか、それを使用した時の率直な感想、またなぜこのサービスを使おうと思ったのかなどを知ることもできます。これらの生の声を聞くことは、商品やサービスの強みや弱みを把握することにも繋がります。

サービスへの評価による改善

特に市場に出す前の商品やサービスを消費者に試してもらい、評価してもらうことで、市場に出した時により多くの消費者に受け入れられるようにするための改善策を練ることが出来ます。サービスへの評価を目的としたグループインタビューは最も有効とされています。

グループインタビューの進め方

インタビューの進め方としては、対面、非対面の違いはあるものの、基本としては一般的なアンケート調査と同じ流れになります。

目的の整理と調査内容の設計・作成

「なぜ調査をするのか?この調査でどのようなことが知りたいのか?」という目的を立て、課題を明確にしておくことが最も大切で基礎的な事項となります。目的と課題が整理できたら、消費者である調査対象者に対し、どのようなテーマでどのような質問を投げかけるのかという部分を設計・作成していきます。

エージェントへの依頼とモデレーターとの打ち合わせ

エージェント(調査専門会社)へ依頼する場合には、依頼をかけます。エージェントによっては、目的の整理から相談できるところもあるので、主催者自身のニーズによって慎重にエージェントを選択しましょう。モデレーターとの打ち合わせは念入りに行いましょう。グループインタビューが成功するか否かは、モデレーターの腕にかかっていると言っても過言ではありません。主催者自身の目的や調査したい内容をしっかりと伝えて理解してもらうことで結果が大きく変わってきます。

グループインタビュー実施

実施の際には、主催者はモニターもしくはマジックミラーなどの、調査対象者に認識されない部屋から、インタビューの様子を見ることが出来ます。今後のマーケティングの向上に繋がる生の声、表情を観察することが出来る貴重な機会ですので、代表者1人ではなく、このプロジェクトに関わるキーパーソンとなる人もなるべく参加するようにしましょう。

意見の集約・分析・報告

インタビューが終わったら、主催者はモデレーターが集約・分析したデータの報告をもらうことが出来ます。しかし、ここで観察した自分自身も気づいた点などメモしておくようにすると、モデレーターから提出された成果物と比較検討することができますので、より精度の高い情報の獲得が可能になります。

グループインタビューに重要なモデレーターの役割

グループインタビューにおいて最も重要なことは、いかに優れたモデレーターを起用するかという事です。優秀なモデレーターは、本人の資質はもちろん、インタビューする複数の人たちを冷静に分析し、まとめ、本音を引き出します。

モデレーターの資質

グループインタビューで最も重要なポジションにあるモデレーターは、誰でもなれるわけではありあません。司会進行とインタビュアーという重要な役割を同時にこなさなければならず、且つ、自身の性格、好き嫌い、経験、価値観をもって調査対象者の意見を聞くことは許されません。対象者の意見そのものとして反映されなくなってしまうためです。自身の感情を常にコントロールし、調査対象者全員に対して公平であることが求められます。そうすることで初めて、調査対象者全員の意見をまんべんなく収穫することが出来るのです。

参加者の信頼を勝ち取ること

調査対象者の意見や本音を引き出すにはまず、調査対象者の信頼を獲得することが重要です。対象者が心を開かないうちは、発言そのものを引き出すことさえできないことが多く、モデレーターの実力がインタビューそのものを左右すると言われる所以はここにあります。信頼を得るためには、モデレーター自身も対象者の一員となり、周りに溶け込むことが重要です。溶け込んだ上で全体をコントロールし、冷静に分析をすることがモデレーターとしての重要な責務となってきます。

消費者の潜在意識を探る

優秀なモデレーターは、調査対象者の発言だけでなく、本音、潜在意識を引き出します。特に潜在意識は、消費者の根底にある不満やニーズ、満足感といった感情を呼び起こすもので、消費動向や動機を探る上で非常に重要となってきます。

グループインタビューのメリット

グループインタビューでは、特定の製品やテーマについて小さなサークルで直接話し合うため、アンケート用紙やインターネット調査では得ることのできない様々なメリットがあります。

消費者の生きた声による情報

直接対面でのカンファレンスとなるため、調査対象者の生の意見や本音を知ることが出来ます。モデレーターによって雰囲気良く作られた和の中であれば、対象者は気持ちがリラックスして楽に発言ができるようになりますので、その分生きた情報を得ることが可能になります。

意見交換による相互作用

調査対象者の意見交換によってその場で活発な議論が行われると、主催者側が思ってもみなかった情報、サービスや商品に関連する情報などを獲得できる場合もあります。

直接観察によるターゲティング

調査対象者を、モデレーターと主催者複数で直接観察することができるため、対象者の意見や本音、表情や感情といった様々な情報を得ることが出来ます。これによって得た情報によって、マーケティングにおける、より一層詳細なターゲティングが可能になります。

グループインタビューをする際の注意点

グループインタビューは対面であることから得られるメリットはたくさんありますが、対面であるが故に注意すべき点もあります。

グループインタビューの向き・不向きを把握すること

グループインタビューは定性調査です。マーケティングリサーチをする上ではまず、「何を目的とするのか?」ということを明確化する必要があります。これによって、定性調査が有効なのか、定量調査が有効なのか、2つを組み合わせることが必要なのかということが見えてきます。また、グループインタビューから得られるものは数値的な情報ではなく、質的な情報になりますので、ここで得た情報をどのように有効活用出来るのかということも含めて、リサーチ方法を選択するようにしましょう。

モニターを慎重に選ぶこと

グループインタビューのモニターには、謝礼が出ることが一般的ですが、その金額は数千円から1万円ほどと、かなり高額です。そのため、謝礼欲しさに虚偽の回答をしてまでモニターに応募してくる人も少なくないのが現状です。また、嘘をつく気がなくても記憶不足や曖昧回答によって、対象モニター条件から外れている人も選ばれてしまう可能性があります。
ですので、モニターを選ぶ時には、対象とする条件に当てはまっているのかどうかをしっかり確認し、選別することが重要です。

インタビューの進行をしっかり管理すること

インタビューを受ける人たちは全員違う性格を持っています。インタビュー中に他の人に遠慮して発言が少ない、語気や意見の強い人に引きずられてしまい本音が出ない、ディスカッションを上手くコントロールできずに話がテーマから逸脱してしまうなど、インタビューの質が落ちてしまうことがあります。モデレーターは、このようなことにならないよう常に冷静且つ公平に全体をチェックしながら、対象者全員の意見や本音を上手く引き出し、分析しながら進めていきましょう。

会場選びを怠らないこと

グループインタビューは少人数であらかじめ決められたモニターで行うため、当日になって1人でも来ないということが発生してしまうと成り立たなくなってしまいます。また、道に迷って遅刻した人が途中から参加しても、話についていけなかったり、落ち着いて考えることができずに発言ができなかった、というケースもあります。インタビューを行う会場は、調査対象者のプロフィールを考慮し、駅から近くわかりやすい場所に設定するなど配慮しましょう。

おすすめのグループインタビュー会社を比較

マイボイスコム グループインタビュー

マイボイスコム グループインタビュー

特徴

「マイボイスコム グループインタビュー」は、「マイボイスパネル」に、参加協力を兼ねた予備調査を実施して対象者を抽出し、回答データの中から条件に該当する人に電話で参加確認をとり、グループインタビューを実施します。さらに、生活者のニーズを的確に捉えたマーケティング戦略を立案します。

料金

1グループ:56万円(税別)
2グループ:93万円(税別)
4グループ:169万円(税別)
6グループ:244万円(税別)

Webサイト

https://www.myvoice.co.jp/service/menu/group.html

R&D グループインタビュー

R&D グループインタビュー

特徴

「R&D グループインタビュー」は、フローに沿って質問を投げかけるだけでなく、対象者に様々なワークを投げかけ、インサイトを発掘していけるようなフローを提案します。グループインタビューだけでなく、その前後に対象者にタスクを与え、よりインタビュー内容の理解を深めるためのステップを付加し、質を高めています。

料金

問い合わせが必要

Webサイト

https://www.rad.co.jp/research/fgit/

RJC グループインタビュー

RJC グループインタビュー

特徴

「RJC グループインタビュー」は、170万人のネットモニターと非ネットユーザーを多く含む約75,000人のRJC生活モニターを保有しているので、調査テーマに応じた適切な対象者をリクルートできます。また、社内外に経験を積んだインタビュアーが多くいるため、対象者から深い情報を引き出すことが可能です。

料金

問い合わせが必要

Webサイト

https://www.rjc.co.jp/research/service/group_discussions/

レアソン グループインタビュー

レアソン グループインタビュー

特徴

「レアソン グループインタビュー」は、クライアント企業のビジネス課題のヒアリングから始め、調査目的・課題を整理し、調査テーマに即した最適な対象者の抽出、専門スキルを持った司会者の選定、閲覧環境の整った会場設定、課題に即した分析レポートの作成など、トータルでお任せいただける万全の体制が整っています。

料金

問い合わせが必要

Webサイト

https://www.rjc.co.jp/research/service/group_discussions/

くるまざ

くるまざ

特徴

「くるまざ」は、人が集い、語らい、マーケティングの新しい可能性を広げる“場”として誕生しました。ここでは、靴を脱いで リラックスしていただくことから、インタビューが始まります。“はだし”の解放感が、同時に素の心をも解き放ってくれます。

料金

平日
午前の部(9:30~13:00):25,000円
午後の部(13:30~17:00):35,000円
夜間の部(18:00~21:30):45,000円
終日利用(9:30~21:30):100,000円

休日
午前の部(9:30~13:00):35,000円
午後の部(13:30~17:00):40,000円
夜間の部(18:00~21:30):40,000円
終日利用(9:30~21:30):110,000円

Webサイト

http://www.nstyle.co.jp/kurumaza/concept.html


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