「決算」を中心にした年間スケジュールを理解しよう

会社の成績表ともいえる「決算書」を作成する決算業務は、経理担当者の最も大切な仕事です。決算業務を適切に行うために、年間スケジュールを日頃から意識しておきましょう。

3月決算法人の年間スケジュール


決算業務ではさまざまな計算書類を作ります。
会社は1年を活動の単位である「1事業年度」として活動しています。この1事業年度の締めくくりをするのが決算業務です。決算書類を作成して関係者に報告し、法人税等の申告をします。
決算時期は企業によって異なりますが、最も多い3月末決算の会社の年間スケジュールは、概ね以下のとおりです。5月末までに各種計算書を作成し、6月の株主総会で報告します。
どの会社も決算日から2カ月以内に税務申告をしなくてはなりません。申告書類を作成し、申告するのも、経理の仕事です。
なお、中間決算や四半期決算、月次決算は必要な会社と必ずしも必要ではない場合があります。自社の決算方式を確認しておいてください。

会計業務 税務
3月 <前年度締め処理>
4月 決算書・申告書類の作成
5月 法人税・消費税等の申告期限
6月 株主総会
7月
8月
9月 <半期締め処理>
10月 中間決算
11月 中間申告
12月 年末調整
1月 法定調書・償却資産税申告など
2月
3月 <当年度締め処理>

決算ができず税務申告期限に間に合わない場合は?

基本的に企業はすべて決算日から2カ月以内に税務申告を行わなくてはなりません。万が一、申告期限までに申告できなかった場合は延滞税が生じる場合がありますので充分注意してください。
ただし、間に合いそうにないことが分かれば、事前に税務署に申告期限延期の申請を行うこともできます。慌てずに税務署に相談しましょう。
1年間以上申告しない場合は「青色申告事業者※」の登録が抹消され、多くのメリットが失われることになります。遅れても、赤字であっても申告はしっかり行いましょう。

今回のポイント
  • 会社は1事業年度単位で動き、締めくくりの決算を行う
  • 自社の決算の時期に合わせた年間スケジュールを意識して、業務を行おう
  • 申告は2カ月以内に必ず行うこと。申告期限までに申告できないと滞納税が課税されることもあるので注意しよう

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